Vol7. 田本 雅樹 弁護士

泉総合法律事務所 田本雅樹 弁護士

まずは依頼者の方を信じることです。刑事手続のなかで、依頼者の方にとって、唯一専門的なアドバイスをくれる味方は弁護人だけです。依頼者を信じていなければ、依頼者が望む方向へのアドバイスは難しいと思います。

出身学校はどちらですか?

出身大学は、大阪大学法学部です。大学院は京都大学法科大学院になります。

 

田本先生にとっての刑事弁護の意義とは?

刑事事件の加害者とされている人は、実際に犯罪を犯してしまった人が多いのが事実です。しかし、中には、犯罪を犯していないにも関わらず、周りに味方のいないまま刑事手続が進められてしまう方もいます。そうした方に寄り添い、専門的なアドバイスとともに、その人の権利を守ることに一つの意義があると思います。

また、多くの刑事弁護人の考えとは異なるかもしれませんが、実際に犯罪を犯した人であっても、刑事手続を通じて反省を深められることも感じています。

依頼者の方には、犯罪を犯してしまったものの、そのことを反省し、被害者の方に謝罪し、今後二度と同じことをしないと誓っている方もいます。

示談などで、被害者の方とお会いすることもありますが、その時の被害者の方の声を届けたりすることで、依頼者の立ち直りを支えることもできるのではないかと考えています。

 

事件解決のため、心がけている・気をつけていることはありますか?

まずは、事案をきちんと把握することです。否認事件であれ、認めている事件であれ、事案を正確に把握しないことには適切な弁護活動はできません。まずは依頼者の話をしっかりと聞き、示談の場などで被害者とお会いできる機会があれば、被害者の方からもしっかりと話をお聞きします。

被害者の方の話や、証拠などから照らし合わせて、依頼者の方の話にそれらと合わないことがあれば、その点についてお伺いすることがあるかもしれません。依頼者の方からすれば、信じていないと思われるかもしれませんが、人は嘘をつかずとも勘違いしていることもあります。依頼者の方に、しっかりと思い出してもらうことで、事案がより明確になり、適切な弁護活動をすることができると考えています。

 

では、刑事事件に対するスタンス・ポリシーを教えてください

まずは依頼者の方を信じることです。刑事手続のなかで、依頼者の方にとって、唯一専門的なアドバイスをくれる味方は弁護人だけです。依頼者を信じていなければ、依頼者が望む方向へのアドバイスは難しいと思います。

実際に犯罪を犯してしまった方に対しても、その方を信じているからこそ、今の反省を忘れず、ともに今後どうしていけばよいのかを考えるようにしています。

 

これまでにどのような刑事事件を取り扱ってきたのですか?

私がこれまでに取り扱ってきた刑事事件は

詐欺、組織的な犯罪の防止および犯罪収益の規制などに関する法律違反、窃盗、犯人隠避教唆、背任

などです。

 

最後に、弁護士へ相談しようか迷っている人にメッセージをお願いします。

否認事件、自白事件どちらであっても弁護人の活動はあります。早期の釈放に向けた活動はもちろんのこと、否認事件の場合であれば、自分の主張を捜査機関に抑え込まれないためにはどうすべきか、という点について弁護人からアドバイスをすることができます。

自白事件の場合には、被害者との示談や、被害者に対する約束を弁護人を通じて行うことで、被害者への謝罪の気持ちを伝えることができます。

ご相談いただければ、状況に応じた的確なアドバイスを差し上げます。もし、ご相談を迷っていらっしゃる方は、まずはお気軽にご連絡ください。