強盗容疑の疑いをかけられ警察署から呼び出しを受け逮捕勾留→不起訴

[事例 319] 財産事件 強盗
性別 男性 相談に至った
経緯
・前科をつけたくない・不起訴にしてほしい
・起訴された・釈放してほしい
・警察に呼ばれた・逮捕されそう
年齢 20代
職業 会社員
罪名 強盗致傷
弁護活動の結果 不起訴

背景

Aさんは、強盗致傷の疑いをかけられ、警察署や検察庁から呼び出しを受けて取調べを受けました。
Aさんがまだ在宅で取調べを受けている間に、Aさんご本人が当事務所に相談に来られ、依頼を受けました。

Aさんは、強盗致傷をしたことはないので、起訴されないようにしてほしいと話していました。

弁護士対応 - 不起訴を獲得するために弁護対応を行った

ご依頼を受けてしばらくしてから、Aさんは、強盗致傷によって逮捕勾留されてしまいました。

早速、Aさんに接見し、捜査機関からの圧力に屈して嘘の自白をしてしまわないよう、取調べで黙秘をするように伝えました。そして、Aさんが話しているとおり、Aさんが強盗致傷を行っていないとして、不起訴処分を獲得することを目指すことにしました。

取調べでAさんが嘘の自白をしてしまわないよう、弁護士が定期的にAさんと接見を行い、Aさんを励ましながらアドバイスをしました。

結果 - 不起訴処分

勾留期間の満了日にAさんは処分保留のまま釈放されました。後日、Aさんは強盗致傷について不起訴処分となりました。

弁護士からのコメント

仮に疑いをかけられている犯罪を行っていなかったとしても、取調べで色々なことを話しているうちに前に話したことと少し違うことを話してしまったり、他の客観的な証拠と合わない話をしてしまったりすることがしばしばあります。

身柄拘束をされて動転しているときに捜査機関から取調べを受ければ、そのようなことが起こりやすく、毎回、本当のことを話しているつもりでも、後になって調書を確認してみると、話の内容が変わっているということがしばしば起こり、それが後で起訴されて裁判になったときの大きな足かせになることがあります。

そのため、今回のようなケースでは基本的に取調べにおいて黙秘するという対応が最もよいと思います。