澤田 啓吾 弁護士
話の聞き方などを通じて関係者から信頼を得られるように努力しています。時にはコミュニケーションに時間を要する場合もありますが、手間をいとわないことがよい解決のために必要なことも多々ありますので、へこたれることはありません
–出身学校はどちらですか?
出身大学は、東京大学法学部です。大学院は東京大学法科大学院の出身です。
–弁護士会などで活動されている団体、役職などはありますか?
合同図書館委員会に所属しています。弁護士の職務をサポートする地味な役回りで、あまり知られていませんが、役に立つ資料を広く紹介するなど、弁護士全体のパフォーマンス向上に努めています。
–刑事事件の解決のため、心がけている・気をつけていることはありますか?
刑事事件では、恥の意識やさまざまな理由から、実際にあった事実を関係者から正確に聞き出すことが容易でないことがあります。
依頼人と相手方の言い分にはなはだしい食い違いのある場合などは、解決の道が見当たらないような事態もあり得ます。
事実をすり合わせることで落としどころを見つけるにはまず事実の把握が正確でなければなりません。
そのため、話の聞き方などを通じて関係者から信頼を得られるように努力しています。時にはコミュニケーションに時間を要する場合もありますが、手間をいとわないことがよい解決のために必要なことも多々ありますので、へこたれることはありません
–(先生方から見た)泉総合としての刑事事件に対する対応の強みとは?
刑事弁護人に求められる第一のことは、身柄を拘束されていたり、起訴される寸前でどうしたらいいか分からなくなっていたりする人のために、できるだけ早く相談に乗ること、できるだけ早く駆けつけることでしょう。
当事務所は、刑事事件に対応できる弁護士が多くおり、また地理的にも広くカバーできる体制が整っています。時には複数の弁護士が協力しながら活動することで、効率よく依頼人の窮地を救ってあげることもできます。
それでいて費用は刑事事件専門の事務所より抑えられていますから、多くの方の刑事弁護のニーズに応えられるのもまた強みと言えます。
–印象に残っている刑事事件は?
執行猶予中に再度同種の罪を犯してしまった事案で、起訴されれば10年程度の服役は不可避と思われましたが、検察官に予告された期限ぎりぎりに多額の示談金と引き換えに示談が成立したため起訴を阻止できた件が記憶に残っています。
示談金をお母さんに建て替えてもらった依頼人がその後無事に更生して少しずつでも返して行けているか今でも心配に思っています。
その他にも、遠方まで何度も足を運んだり、話し合いに苦労させられたりした事案は、以後の教訓とする意味も含めてよく覚えています。
–最後に、弁護士へ相談しようか迷っている人にメッセージをお願いします。
弁護人は、日常と隔絶した刑事手続や示談交渉において、一般の方々の力となれる唯一の存在です。
無料でつけられる国選弁護人の制度もありますが、事案の内容や時期によっては利用できないこともあり、また本人との関係が直接の契約で定められていないため、利用する側からすれば色々ともどかしい思いをすることもあるかと思います。
また、私選弁護人と国選弁護人でできることに差があるわけではありませんが、私選弁護人は依頼人本人が選び解任することができるために、依頼人に仕事ぶりを見て満足してもらえるよう力を尽くしています。
費用を払う価値があると納得した上でお選び頂ければ本望ですので、気軽に相談に来てもらえればと思います。