仕事中にアルバイトの女性とキスをして被害届→不起訴

	性別	男性	相談に至った 経緯	・前科をつけたくない・不起訴にしてほしい ・示談したい ・警察に呼ばれた・逮捕されそう
	年齢	20代
	職業	会社員
	罪名	強制わいせつ
	弁護活動の結果	不起訴

背景

Ａさんは、会社の業務中にアルバイトの女の子にキスをしてしまいました。ご本人は同意のうえで行為していたと思っていましたが、実際には相手側とは意見の食い違いがあり、被害届を出されてしまいました。

その後、Aさんは警察の取調べを受けることになりました。

Aさんは自分で被害者と示談交渉していましたが、結局、交渉が決裂してしまい、示談交渉してほしいと相談に来られました。

弁護士対応 - 被害者との示談交渉

受任後すぐに示談交渉を開始し、被害者と話し合いを重ねたところ、本件についてAさんの主張と被害者の主張が大きく食い違っていることが分かりました。

Aさんから伺った話では被害者とはキスしただけで相手も同意していたとのことでしたが、被害者の主張では嫌がっていたのにキスをされ、服も脱がされ胸を舐められたというのです。

Aさんに再度事情を確認したところ「絶対に被害者とはキスしかしていない。相手も同意していた」とのことでした。

あまりに両者の言い分が異なり歩み寄りは不可能と考え、弁護方針を示談で本件を解決するのではなく、裁判で無罪を争うことに変更しました。

無罪を争う以上、警察の取調べでもAさんには黙秘を続けてもらいました。しかし、その後、Aさんから「実は被害者が嫌がっていたのもわかっていたし、被害者の言う通りのことをやった。今更かもしれないが示談をお願いしたい」との告白を受けました。

そこで再度、示談交渉を再開しました。当然被害者の方は激怒しましたが、Aさんの謝罪の気持ちを誠心誠意お伝えし、示談することができました。

結果 - 不起訴処分

結果として、不起訴となりました。