歯科医師が駅の階段でOLのスカートを盗撮して被害届を提出された
[事例 200] 性・風俗事件 盗撮
性別 | 男性 | 相談に至った 経緯 |
・前科をつけたくない・不起訴にしてほしい ・示談したい |
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年齢 | 30代 | |||
職業 | 会社員 | |||
罪名 | 盗撮 | |||
弁護活動の結果 | 不起訴 |
背景
Aさんは、神奈川県にあるクリニックに勤務する歯科医師でした。
Aさんは、仕事の帰りにある私鉄の駅に立ち寄りました。そこで、日頃の仕事のストレスが溜まっていたこともあり、駅の階段を上っていたOLのスカートの中を盗撮してしまいました。
そして、被害者である女性が警察に被害届を提出したため、刑事事件となりました。
幸い、Aさんは逮捕・勾留まではされませんでしたが、Aさんとしては何とか被害者である女性と示談をしたいと考え、当事務所に示談交渉等の弁護活動を依頼することになりました。
弁護士対応 - 多忙だった被害者との示談交渉を電話で行う
本件の依頼を受けた段階で、既に事件が警察から検察に送致されており、依頼者が検察からの呼び出しの連絡を受けた直後でした。
そのため、受任後、弁護士がすぐさま検察官に連絡し、加害者側は弁護人を通じての示談を希望しており、被害女性の連絡先を教えてもらいたい旨を伝えました。
幸い、検察官から被害女性の連絡先を教えてもらうことができたので、すぐに示談の交渉を始めました。
本件では、被害女性の仕事が非常に忙しく、なかなか弁護士と直接会う時間を取るのが難しいとのことでしたので、示談交渉は全て電話で行いました。
最終的に、被害者は示談金30万円で示談に応じてくれました。さらに、示談書に「刑事処罰を求めない」旨の文言も入れていただきました。
結果 - 示談が成立し、不起訴処分に
弁護士の方から担当検察官に対して、被害者との示談書を提出したところ、本件は無事に不起訴となりました。
本件では示談交渉を全て電話で行いましたが、一般的には、一度弁護士が被害者と直接会うのが通常だろうと思われます。
既に検察庁に送致されていた事案でしたが、被疑者からの相談がもう少し遅かったら、示談の前に検察による刑事処分が出ていた可能性もあったでしょう。
弁護士への相談は早期に行うことをお勧めします。