仕事帰りに女性の後ろ姿を1年間盗撮し続け警察を呼ばれた→不起訴

[事例 215] 性・風俗事件 盗撮
性別 男性 相談に至った
経緯
・前科をつけたくない・不起訴にしてほしい
・示談したい
・警察に呼ばれた・逮捕されそう
年齢 40代
職業 無職
罪名 神奈川県迷惑行為防止条例違反
弁護活動の結果 不起訴

背景

Aさんは、スマホで音の出ないカメラアプリをダウンロードしたのをきっかけに、ここ1年盗撮行為を繰り返していました。
今回、仕事帰りに前を歩く女性の後姿を撮影していたところ、女性に見つかり、その場で警察を呼ばれ、警察署で取り調べを受けることになりました。

Aさんは自分の罪を認めており、逮捕はされませんでしたが、会社の上司に連絡がいき、会社を退職することになってしまいました。

その後、Aさんは警察からの呼び出しを待っていたところ、半年ほどが経過し、検察官から「示談するなら早く弁護士に相談するように」と言われ、弊所に相談に来られました。

弁護士対応 - 事件から半年が経過、被害者との示談交渉を早急に行う

事件から半年程度経過し、すでに検事が処分を決める時期が迫っていたため、早急に示談交渉を行う必要がありました。

幸い被害者の方は示談交渉のため弁護士と会うことはご了解いただけたため、すぐに日程を調整しました。

示談の際には、事件から時間が経過してしまったこと、謝罪が遅れてしまったことなどをお詫びしたうえで、示談金40万円でお許しいただくことができました。

結果 - 不起訴処分

その後、不起訴処分となりました。

弁護士からのコメント

事件から時間が経過している場合、被害者の方から、「もっと早く謝罪すべきではないのか」などと言われ、交渉が難化することも多々あります。その結果、高額の示談金を要求されてしまうと、本来可能であったはずの示談もできなくなってしまうことがあります。

そこで、事件が起きた際には、早期に弁護士にご相談いただき、対処することが重要であると思います。

また、被害者の方に少しでも反省の態度を伝えるべく、示談金の提示だけでなく、直筆の謝罪文などをご用意いただくこともあります。

具体的な事案に応じて適切な方法を検討いたしますので、刑事事件でお困りの方は、経験豊富な泉総合法律事務所にご相談ください。