友人からの依頼で銀行口座から現金引き出しで、出資法違反、否認
[事例 95] その他 その他
性別 | 男性 | 相談に至った 経緯 |
・家族が逮捕された ・冤罪を証明したい ・前科をつけたくない・不起訴にしてほしい ・接見・差入れしたい |
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年齢 | 30代 | |||
職業 | 会社員 | |||
罪名 | 出資法違反 | |||
弁護活動の結果 | 不起訴 |
背景
Aさんは、友人から銀行口座からお金をおろして他の人に渡す仕事を依頼されましたが、実はこれが闇金の仕事の一部であったために、共犯者として逮捕・勾留されてしまったという事件。
弁護士対応 - 何度も接見を行い、取調べにおける注意点をアドバイス。検察官に意見書を提出。
「闇金とは知らなかった」と捜査機関に信じてもらえるかが全てであると考え、できるだけ留置所に接見に行き、取調べのアドバイスをすることに尽力しました。特に、きちんと話すべきところと、黙秘で構わないところの指示に細心の注意を払いました。また、精神的にも逮捕と負わせて23日間の身体拘束は大きな負担のため、この軽減のためにも頻繁に接見に行きました。
また、検察官に意見書等を提出して、弁護人からもAさんがどういう行動をし、どういう認識だったかを丁寧に説明しました。
結果 - 嫌疑不十分により不起訴処分に。
最終的に、上で述べた弁護活動の結果、嫌疑不十分により不起訴とすることができました。
過酷な取調べに日々疲労困憊していくAさんを励まし、どう話していくのかを綿密に打合せするために、なるべく多く接見に行くことに尽力しました。Aさんも最後まであきらめずに自分の認識をきちんと話してくれたことが、不起訴という結果につながったと思います。