駅の券売機で取り忘れたおつりを持ち去ってしまい書類送検→不起訴

[事例 294] 財産事件 窃盗
性別 男性 相談に至った
経緯
・前科をつけたくない・不起訴にしてほしい
・示談したい
年齢 40代
職業 自営業
罪名 窃盗
弁護活動の結果 不起訴

背景

他の客が駅の券売機に忘れていったおつりのお金数千円を持ち去ってしまったAさんは、防犯カメラの映像などから犯行が発覚してしまい、警察署に呼び出されて取調べを受けることになりました。

警察署で取調べを受けた後、Aさんご本人が当事務所に相談に訪れました。Aさんのご依頼の内容は、被害者と示談をして起訴されないようにしてほしいというものでした。

弁護士対応 - 被害者への示談交渉

ご依頼を受けた後、捜査担当の警察官に連絡し、被害者の連絡先を教えてもらいました。

被害者と連絡をとった示談交渉を行ったところ、示談に応じていただけることになりました。示談金の額は5万円とすることで合意できました。

示談書を取り交わした後、まだ送致前だったことから、警察署の捜査担当者に示談書を提出しました。

結果 - 不起訴処分に

その後、検察庁に事件が送致され、Aさんは不起訴処分となりました。

弁護士からのコメント

今回の事件では、被害者が忘れていったおつりの金額が数千円とさほど高くなく、被害者自身、さほど強い処罰感情を持っていなかったため、比較的円滑に示談交渉が進み、5万円の金額によって円満に示談を成立させ、不起訴処分を獲得することができました。