職場の同僚に対するストーカー規制法違反で逮捕→不起訴処分
[事例 404] その他 その他
性別 | 男性 | 相談に至った 経緯 |
・家族が逮捕された ・前科をつけたくない・不起訴にしてほしい ・示談したい |
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年齢 | 60代 | |||
職業 | 学生 | |||
罪名 | ストーカー規制法違反 | |||
弁護活動の結果 | 不起訴 |
背景
ご依頼者様は、「父がストーカー規制法違反で逮捕されたが、状況が分からないので、弁護士をつけたい」ということでご相談に来られました。
お父様は、職場で業務上の関係性がある女性に対して、業務とは関係なくメールを多数回送信したり、手紙を送付したりしているという被疑事実でした。
これを確認した上で、不起訴になるように弁護してほしいという内容で、ご家族がご依頼に来られました。
弁護士対応 - 被害者との示談交渉
受任してからは、きちんと本人からお話を聞く必要がありましたので、逮捕されている警察署に接見に行くことになりました。
当初本人は否認をしており、どのようなメール内容だったのか、あまり語ってはくれませんでした。
しかし、勾留状謄本を請求し被疑事実を確認したうえで、何度か接見を重ねていくと、本当のことを話してくれるようになってくれました。
最終的にご本人も示談を希望するということになり、被害者と交渉することとなりました。
被害者の女性やそのご家族は相当お怒りで、当初示談には応じないという姿勢でしたが、お話しを重ねていくうちに示談をしても良いと言っていただき、最終的にご納得のうえで示談が成立しました。
結果 - 不起訴処分
最終的に不起訴処分となりました。
「なぜ、本人が当初否認をしたのか」ということが気になりましたので、弁護士はできる限り毎日接見をしました。時には日をまたぎ、深夜3時くらいに接見を終えたこともありました。
その結果、恥ずかしくて言えなかったこと・初めての出来事で戸惑っていたことなどをお話ししてくれるようになりました。
最終的に否認の状況だと、公判請求されて前科がついてしまう可能性すらあった事件でしたが、接見で何時間もお話しをさせていただき、心を開いてもらえたことから、話が進み、なんとか示談まですることができました。
その結果、最終的に不起訴処分という最もよい結果を得られました。
被害者側との示談も相当苦労する側面もありましたが、ご本人と何度もコミュニケーションをかなり重ねた結果、最良の結果を得られたと思っております。