成人直前の息子さんが電車内でわいせつ行為
[事例 13] 性・風俗事件 強制わいせつ
性別 | 男性 | 相談に至った 経緯 |
・家族が逮捕された ・前科をつけたくない・不起訴にしてほしい ・会社や学校に知られたくない ・示談したい |
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年齢 | 10代 | |||
職業 | 学生 | |||
罪名 | 強制わいせつ | |||
弁護活動の結果 | 不起訴 |
背景
Aさんは、ご来所数か月前に電車内で被害女性の胸を触ってしまいました。この件に関して、駅の防犯カメラに写っていたため、Aさんのところに、警察から連絡が来てしまいました。Aさんやそのご家族にとって、初めての刑事事件であり、どのように対応してよいのか分からないため、ご来所されました。
弁護士対応 - 謝罪文の作成指導、早期の示談交渉
Aさんの年齢を考えると、少年事件ではなく、通常の刑事事件になることが明らかだったこともあり、通常の刑事事件になることを想定して、早期の示談獲得を目標にしました。
そこで、Aさんには速やかに謝罪文を作ってもらい、捜査機関を介して被害者と連絡を取りました。被害者およびご家族の方は当然怒ってはいらっしゃいましたが、Aさんの年齢を考慮してもらい、無事に50万円にて告訴状を提出しない旨の示談をすることができました。
結果 - 告訴取り消し、不起訴処分
結果として、告訴を取り消してもらえ、最終的に不起訴処分となりました。
受任時、Aさんは成人直前だったので、少年事件ではなく通常の刑事事件になることを想定して早期の示談獲得を目標にしました。
また、成人になる直前に何故か家庭裁判所に送致されましたが、「Aさんは数日で成人になるが、本件は、親告罪であり、示談書に告訴状を提出しないとあることから、成人なら確実に不起訴になるため、速やかに逆送してほしい」旨の意見書を作成し、早々に検察官に逆送されて不起訴を獲得しました。
全体像を理解したうえで、対応したことで、よい結果につながりました。