知らない女性にわいせつ行為→被害者と交渉を重ね示談成立、告訴取り下げで不起訴処分

[事例 9] 性・風俗事件 強制わいせつ
性別 男性 相談に至った
経緯
・前科をつけたくない・不起訴にしてほしい
・示談したい
年齢 20代
職業 学生
罪名 準強制わいせつ
弁護活動の結果 不起訴

背景

カラオケで酒に酔ったAさんが、間違って別の部屋に入ったところ、女の子が一人で寝ていたため、キスをするなどわいせつな行為をしてしまいました。
被害者女性は行為直後に気が付きましたが、逮捕はされていませんでした。
事件からかなりの時間が経過したタイミングでAさん本人からご相談、ご依頼いただきました。

弁護士対応 - Aさんの支払い許容範囲内で示談金額を成立させた。

時間が経てば経つほど被害者の方の印象を悪くすることがあるため、受任後すぐに被害女性に謝罪の意を示し、示談を申し入れました。Aさんはまだ学生で若く資力がなかったので、強制わいせつとしてはかなり低い金額から示談交渉を開始せざるを得ませんでした。やはり当初の提示額ではなかなか納得してもらえませんでしたが、Aさんの支払える額のなかで根気よく交渉を継続した結果、示談が成立し、被害者女性に許してもらうことができました。

結果 - 示談成立により告訴取り消し、不起訴処分に。

結果、告訴は取り消しとなり、前科のつかない不起訴処分となりました。

弁護士からのコメント

強制わいせつは親告罪ですので、起訴される前に告訴が取下げられれば、それで事件は終了します。ですので、示談を締結し告訴を取り下げてもらうことが非常に重要です。今回のケースでは事件から時間が経ってしまっていたので、まずは被害女性との示談交渉を一刻も早く始めることを第一優先に弁護活動を行いました。今回は無事に示談していただくことができましたが、より良い結果を勝ち取るためには、事件後すぐにご依頼されることをおすすめします。刑事事件はスピードが大切です。まずは弁護士にご相談ください。