エスカレーターで盗撮→被害者と粘り強く交渉を続けた結果、示談成立、不起訴処分
[事例 24] 性・風俗事件 盗撮
性別 | 男性 | 相談に至った 経緯 |
・前科をつけたくない・不起訴にしてほしい ・示談したい |
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年齢 | 30代 | |||
職業 | 会社員 | |||
罪名 | 千葉県迷惑防止条例違反 | |||
弁護活動の結果 | 不起訴 |
背景
Aさんはお酒を飲んで帰宅する途中、駅のエスカレーターで、前方の女性のスカート内を盗撮してしまいました。その場で事件が発覚し、警察へ連れていかれ、任意の事情聴取を受けましたが、Aさんが盗撮行為を認めており、身元もはっきりしていたので、逮捕はされませんでした。
弁護士対応 - 粘り強く示談交渉、事件を口外しないよう被害者を説得した。
Aさんに前科前歴はなく、不起訴処分を目指して弁護活動を行いました。
本件では被害者の被害感情がかなり強く、交渉は難航しましたが、粘り強く交渉した結果、事件について許してもらい、示談が成立しました。
また、なるべく事件を公にしたくないとのAさんの意向もありましたので、被害者側でも、事件を第三者に口外しない旨約束していただきました。
結果 - 示談成立、不起訴処分に。
何とか示談を成立させられ、結果として、不起訴処分を得ることができました。
示談が成立する場合、示談書を作成するのが一般的です。
この示談書には、被害者の方からの要望などがあった場合、それを反映させた条項を加えることもあります。また、今回のように依頼者の方からの要望を入れることもあります。
示談成立のためには、金額面が大きな争点となることが多いですが、金額面以外の条件を反映させた条項を加えることによって、最終的に折り合いがつくことがありますので、弁護人としては、被害者の話をきちんと聞き、要望が何なのかを見極めることを心がけています。