見知らぬ男性と口論となり暴行で書類送検→示談・不起訴
[事例 128] 暴力事件 暴行
性別 | 男性 | 相談に至った 経緯 |
・前科をつけたくない・不起訴にしてほしい ・示談したい |
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年齢 | 50代 | |||
職業 | 会社役員 | |||
罪名 | 暴行 | |||
弁護活動の結果 | 不起訴 |
背景
Aさんは駐車場で見知らぬ男性と口論となり、相手の胸倉をつかんでしまいました。
Aさんは、逮捕まではされなかったものの、後日、警察署で取調べを受け、検察庁に書類送検されてしまいました。検察庁からも呼び出しがあり、検察官からも取調べを受けました。
検察官の取調べの後、Aさんご本人が当事務所に相談に来られ、弁護のご依頼をいただきました。
Aさんは、検察官から取調べを受けた際、被害者と示談することを勧められたようで、その勧めに従って被害者と示談をしたいと話していました。
弁護士対応 - 不起訴処分を獲得するために交渉を続ける
ご依頼をいただいた後、早速、担当検察官から被害者の連絡先を教えてもらい、被害者との示談交渉を開始しました。
被害者の被害感情は強く、当初に提示していた示談金の金額にご納得いただけず。粘り強くさらに交渉を続けました。
結果 - 不起訴処分を獲得
最終的に示談金の額を30万円とすることで合意し、示談が成立しました。
その後、示談書とともにAさんを不起訴にするよう求める意見書を担当検察官に送付したところ、Aさんは不起訴処分となりました。
今回の事件では被害者が怪我を負うには至っていませんでしたが、それでも被害者の被害感情は強く、何とか示談を成立させることができたものの、この種の暴行事件の中ではやや高額な30万円での示談となりました。
もっとも、示談を成立させなければAさんが何らかの刑事処分を受けることはほぼ確実な状況にあり、たとえ罰金の処分であったとしても、刑事処分を受ければ前科となってしまうため、示談を成立させて、無事、不起訴処分を獲得できたことはAさんにとってよい結果であったといえます。