酔って通行人にわざとぶつかったとされ暴行罪
[事例 33] 暴力事件 暴行
性別 | 男性 | 相談に至った 経緯 |
・前科をつけたくない・不起訴にしてほしい ・示談したい |
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年齢 | 20代 | |||
職業 | 学生 | |||
罪名 | 暴行 | |||
弁護活動の結果 | 不起訴 |
背景
Aさんは、深夜、友人とお酒を飲んだあと、飲み過ぎてしまったため、酔っぱらいながら、道を歩いていました。その際、お酒を飲んで気が大きくなっていたためか、通行人にわざと抱き付くようにぶつかったという暴行罪の事件です。
被害者がすぐに警察を呼び、酔っぱらっていたAさんは、警察署に連れていかれ、保護されました。夜が明け、Aさんは、警察署から出たものの、被害者に謝罪と示談をしたく、相談に来られました。前科がついてしまうのかという点を、大変不安に思っていらっしゃいました。
弁護士対応 - ご依頼当日、すぐに被害者との示談交渉をスタート。
Aさんからご依頼いただいた当日には、示談のために、被害者と連絡をとり、面談の日程を調整しました。被害者は、当初提示した示談の金額に難色を示していました。しかし、再度、会う機会をもうけることができ、Aさんの経済状況をお伝えしましたところ、ご理解をいただき、示談が成立しました。事件後4日で示談を成立させることができました。
結果 - 不起訴処分を獲得。
その後、示談成立を捜査機関に伝え、不起訴処分となりました。
今回の暴行事件など被害者が存在する犯罪の場合、検察官が最終的な処分を決める場面で、被害者の意向が重視されます。したがって、被害者と示談を行うことがとても重要です。被害者と示談をする場合、まず、被害者の連絡先を知る必要がありますが、事件の当事者同士では、なかなか被害者の方から連絡の開示を受けることができません。そのため、代理人である弁護士に依頼をして、被害者の方の連絡先の開示を受けやすい状況にする必要があります。