帰宅途中のトラブルで相手方に暴力を振ってしまい傷害罪→粘り強く示談交渉、不起訴処分

[事例 111] 暴力事件 傷害、傷害致死
性別 男性 相談に至った
経緯
・前科をつけたくない・不起訴にしてほしい
年齢 40代
職業 公務員
罪名 傷害
弁護活動の結果 不起訴

背景

Aさんは、帰宅途中、見知らぬ男性から因縁をつけられ、暴力をふるってしまいました。
その場で被害者が警察を呼び、警察の現場検証や取調べを受けましたが、身元がはっきりしていたため逮捕はされず、在宅での捜査となりました。
その後、Aさんは、職業的な問題もあり、示談をして不起訴処分を得たいということでご依頼いただきました。

弁護士対応 - 被害者と粘り強く示談交渉を継続

ご依頼をいただいてから、早速被害者の方と連絡をとり、示談交渉を開始しました。
Aさんから謝罪の手紙を預かり、被害者と直接会って示談交渉を行いましたが、当初被害者が想定していた示談金額はかなり高額で、とてもAさんが支払えるようなものではありませんでした。
しかし、Aさんが用意できる金額をきちんと打ち合せ、ねばり強く被害者と交渉することで、最終的には示談に応じてもらうことができました。

結果 - 不起訴処分を獲得

結果として、不起訴処分となりました。

弁護士からのコメント

依頼者の方の示談に対する考え方は様々ですので、常に依頼者の方のご要望をきちんと聞くことを心掛けています。
そして、そのようなご要望を伺ったあとは、依頼者の方のご希望や利益を最大限叶えるべく、ときに強い態度で交渉に臨むことも必要です。
今回のような傷害事件の場合、手を出してしまったことについてはきちんと責任を取らなければなりませんが、事件のきっかけとして、被害者にも落ち度がある場合がありますので、そのような点を踏まえて交渉に臨んでいくことになります。