SNSで知り合った少女との援助交際で逮捕、勾留→身柄解放を求め勾留延長前に釈放

[事例 27] 性・風俗事件 児童買春、児童ポルノ、援助交際
性別 男性 相談に至った
経緯
・家族が逮捕された
・前科をつけたくない・不起訴にしてほしい
・会社や学校に知られたくない
・示談したい
年齢 20代
職業 学生
罪名 児童買春
弁護活動の結果 罰金刑

背景

当事務所に、Aさんのご両親が相談に来られました。自宅に数名の警察官が来て、息子であるAさんが連れていかれてしまったというのです。お父さんが警察官から聞いたところでは、Aさんが、Twitterで知り合った17歳の少女に対し、1万円を払う約束をして、性行為に及んだ、という児童買春の事件ということでした。
Aさんは、この1か月後に専門学校への入学試験を控えていました。それへの影響を最小限に抑えるため、一刻も早く、その身柄を解放してもらうことが必要でした。また、Aさんが専門学校で取得しようとしている資格への影響を考えると、可能なら不起訴にしてほしいという希望をご両親は持っていました。
そこで、私たちがご両親から依頼を受けました。

弁護士対応 - 検察官に意見書を提出。

一刻も早い身柄解放が必要でした。弁護士は、直ちにAさんのいる警察署に向かい、接見しました。そして、Aさんから、またご両親から必要な書類を集め、検察官に対して勾留請求をしないよう、さらには裁判官に対しても勾留決定しないよう、意見書を提出しました。しかし、勾留が決定されてしまい、準抗告という最後の手段も認められませんでした。
また、並行して検察官を介して、被害児童のご両親に対して、「示談をしたいから弁護士にだけ連絡先を教えてもらえないか」とお願いしました。しかし、被害者のご両親の怒りは非常に強く、「たとえ弁護士であっても絶対に会いたくない」というご様子でした。
私たちはAさんおよびご両親に対して、(1)罰金は避けられないこと、(2)せめて試験に間に合うように勾留の延長を避ける方向で動くことを説明しました。Aさんには、Twitterのやりとり等、事件に関して覚えていることを全て話すよう指示しました。
私たちは、(1)勾留を延長する必要がないくらい、十分に捜査がなされていること、(2)Aさんが非常に反省している、という2点を意見書にまとめて検察官に伝えました。

結果 - 釈放された。

結果、勾留10日目に罰金となり釈放されました。

弁護士からのコメント

残念ながら、弁護士を依頼されても力及ばず、早期の身柄解放や示談交渉がうまくいかないケースもあります。この事件はその一つの例です。特に、示談交渉については、被害者およびそのご家族の気持ちや、示談金額という問題がありますので、致し方ない面もあります。
しかし、示談が実現しなかったとしても、あきらめてはいけません。そうであったとしても、できるかぎり良い結果になるよう、また、最低限何を守りたいかを依頼人と話し合い、その部分だけは死守できるよう、最善を尽くします。
また、身柄解放や示談の可能性を少しでも高めるには、刑事事件になったその直後から、弁護士に依頼して活動を開始させることがとても重要です。ご家族が逮捕されてしまった場合には、一刻も早く弁護士にご相談ください。