出会い系サイトで身分を偽り未成年と性行、同種前科あり

[事例 28] 性・風俗事件 児童買春、児童ポルノ、援助交際
性別 男性 相談に至った
経緯
・前科をつけたくない・不起訴にしてほしい
・会社や学校に知られたくない
年齢 20代
職業 会社役員
罪名 児童買春
弁護活動の結果 不起訴

背景

Aさんは、芸能人と称して出会い系サイトで十数名の女性と関係を持ってしまいました。被害者のうち、数名は未成年者でした。Aさんには、同種の前科があり、今回こそは逮捕されてしまうのではないかとおびえていました。

弁護士対応 - 検察官に意見書を提出

Aさんご本人は、本件をきっかけに、逮捕されることに対して非常におびえていました。
ですので、私たちは早期のうちに、身元引受書を作成のうえ、警察署に同行し、身柄を取るべきでないとする意見書を提出するなど、身柄勾留を防止する策を講じました。
また、Aさんの行った犯罪は性犯罪であったため、再犯防止をアピールすべく、Aさんには性犯罪防止プログラムを受講してもらい、それらについても意見書にまとめ提出しました。

結果 - 不起訴処分に。

その結果、意見書作成が功を奏し、最終的には不起訴処分となりました。

弁護士からのコメント

本件のような性的な犯罪や習慣的な犯罪については、医療機関に検査をしてもらったうえで、精神的な治療を受けるなど、再犯可能性を低下させることが非常に重要な行動になってきます。
また、私選弁護人を選任される方のご家族は、どうしたら二度とこのような行動をさせないようにできるのかが分からずに、不安を抱かれる方も多くいらっしゃいます。
このような場合、医療機関において適切な治療を受けることは、ご本人の処分や量刑のみならず、ご家族の方の不安感を減らせることができるものと思われます。ただ、もちろん、プログラムを受けただけで変わることはありませんので、ご本人・ご家族が積極的に受講し、日常生活でも生かしていこうとしていくことが極めて重要な問題になってきます。