元交際相手に対する強姦・逮捕監禁→国選から私選弁護士に切り替え、求刑6年のところ懲役4年6ヶ月に減刑
[事例 26] 性・風俗事件 強制性交等罪
性別 | 男性 | 相談に至った 経緯 |
・家族が逮捕された ・起訴された・釈放してほしい ・接見・差入れしたい |
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年齢 | 20代 | |||
職業 | パート・アルバイト | |||
罪名 | 強姦、逮捕監禁 | |||
弁護活動の結果 | 減刑 |
背景
Aさんと交際相手であるBさんは、元々付き合っていましたが、事件当時別れ話が出たため、交際相手を逮捕監禁のうえで強姦してしまったという事件です。
Aさんは、事件を起こしてしまったことに対する後悔や、Bさんとの間の問題から来る怒りに似た感情などが入り交じり、精神的にもつらい状況でした。
起訴後にご家族の方がご来所されて、泉総合にご依頼いただきました。
弁護士対応 - Aさんに反省を促し、自身を見つめ直してもらうよう説得した。
当初、Aさんは罪を認めていましたが、あまり反省していない状態でした。
そこで、まずはAさんに反省を促す策を講じることに力を注ぎました。具体的には、Aさんは起訴後勾留されていたため、Aさんとの面会回数を多く重ねながら、被害者側の状況やダメージを伝えることで、Aさんの反省を深めていきました。
結果 - 求刑の7割5分程度に減刑させることに成功。
結果、公判廷でも反省の弁を素直に述べることが出来るようになり、求刑6年のところ、懲役4年6ヶ月になりました。
したがって、求刑の7割5分程度に減刑させることができました。
強姦事件ということもあり、そもそものところ示談が困難な事件であったため、まずはAさんの反省の念を深めるなど、こちら側で出来ることを最大限行いました。
ご依頼当時には、Aさんの反省が深まっていない状況でしたが、その点を指摘したからと言って深まるわけでもありません。一緒に悩み、考えていく過程で、人の気持ちを理解することが必要です。人の気持ちを理解するためには、まず自分の気持ちを理解するというプロセスが必要です。そのためにも、複数名弁護人が就くという泉総合の利点を生かして面会回数を多く重ね、Aさんとの信頼関係を構築させることに力を注ぎました。
その甲斐もあって、前述のとおり、Aさんの反省を深めることができました。その結果、求刑の7割5分程度に減刑させることができました。
※なお、2017年7月施行の改正刑法により、強姦罪は強制性交等罪となりました。