携帯のカメラで盗撮して逮捕→被害者に根気よく連絡を取り続け示談成立、不起訴処分
[事例 21] 性・風俗事件 盗撮
性別 | 男性 | 相談に至った 経緯 |
・前科をつけたくない・不起訴にしてほしい ・示談したい |
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年齢 | 20代 | |||
職業 | 会社員 | |||
罪名 | 条例違反 | |||
弁護活動の結果 | 不起訴 |
背景
Aさんは、所持していた携帯電話のカメラで女性のスカートの中を盗撮していました。Aさんは、逮捕された後、釈放されました。
Aさんご本人からご相談いただき、依頼を受けました。
弁護士対応 - 示談交渉、検察官を説得
早期に被害者との連絡を試み、示談交渉に着手しました。合わせて、検察官に処分を待ってもらえるよう、説得を試みました。
被害者の中には弁護人かぎりであれば連絡先を教えても構わない、といってくださる方もいるのですが、いざ連絡をしてみるとなかなか連絡が取りづらかったりする方もいらっしゃいます。
検察官からは、示談をするのであればなるべく早く示談をするようにと催促されることもありますが、しつこく連絡をすることは、被害者にしてみれば迷惑な話ですし、きわめて勝手な話です。できるだけ迷惑にならない程度に、とは言え根気よく連絡を取り続け、合わせて検察官には処分を待ってもらうようにしておくことが重要です。
結果 - 被害者との示談成立、不起訴処分に。
最終的には被害者と連絡が取れ、謝罪と償いを受けていれていただき、結果不起訴処分になりました。
今回のケースは被害者との連絡がとりづらく、示談交渉に至るまでに時間を要したケースです。
このようなケースでも、「示談交渉をするので処分をしないように」と検察官に働きかけながら、被害者にも配慮しつつ、示談交渉を進めていくことが肝要です。性犯罪の示談交渉は弁護士でなければできませんので、できるだけ速やかにご相談されることをおすすめします。