車を運転中、カーナビに気を取られ赤信号に気づかずバイクと衝突

[事例 201] 交通事故 人身、死亡事故
性別 男性相談に至った
経緯
・示談したい
・執行猶予にしてほしい
年齢 60代
職業 無職
罪名過失運転致死傷罪
弁護活動の結果執行猶予

背景

Aさんは、妻と二人で車に乗って旅行に出かけようとしていました。
初めて走る道だったので、Aさんは、目的地をカーナビに入力し、カーナビの案内に従って車を運転していたそうです。

そして、目的地まであと数キロというところで、助手席にいた妻がAさんに「あと3キロで着くよ」と声を掛けました。そこで、Aさんはカーナビの画面に目をやりましたが、次の瞬間、左から来たバイクと衝突し、バイクを運転していたBさんの身体は遠くに吹き飛ばされた。

Aさんは、カーナビに気を取られ、赤信号の交差点に差し掛かっていたことに気付かなかったとのことです。

Aさんは過失運転致傷罪で立件されることとなり、検察からの呼び出しを受けた際、検察官からは「重大な事故なので正式に刑事裁判をやることになると思う」と聴かされました。
そこでAさんは、自分の起こした事故の重大性に気付き、当事務所に刑事弁護を依頼することとなりました。

弁護士対応 - 被害者の代理人弁護士へ示談交渉を行う

本件では、Aさんは自動車の任意保険に入っていましたが、確実に執行猶予判決をもらうために、保険会社から支払われる保険金とは別に、Aさんの自腹で見舞金を支払うこととなりました。

そして、Aさんが加入する任意保険の担当者を通じて、被害者であるBさんに連絡を取ってもらおうとしたところ、Bさんの側では、民事の賠償関係で、既に代理人弁護士を立てていることがわかりました。

そこで、Bさんの代理人弁護士に、見舞金100万円を支払いたいということと、謝罪文を送付したいということを打診したところ、速やかに了解をいただけました。
そのため、Aさんは弁護士を通じて、Bさんに対して、見舞金100万円を支払うとともに、謝罪文を送付しました。

その後、Aさんは刑事裁判を迎えることとなりましたが、その裁判において、被害者に見舞金100万円を支払った証拠と謝罪文を送付した証拠を提出しました。

結果 - 執行猶予判決を獲得

当該刑事裁判の判決においては、見舞金100万円の支払と謝罪文の送付が功を奏し、無事に執行猶予が付きました。

弁護士からのコメント

本件では、被害者とその家族の被害感情がそこまで強くなく、Aさんも保険金とは別に100万円という高額の見舞金を支払ったことから、無事に執行猶予判決を獲得することができました。

本件のように、被害者側の怪我の程度が重い場合には、人身事故の前科がなくても、1回目から正式起訴となる可能性もあるので、過失による事故であっても安心はできません。
ご不安がある方は、当事務所にご相談ください。