少年事件・痴漢で現行犯逮捕→不処分

[事例 85] 少年事件 少年事件
性別 男性相談に至った
経緯
・家族が逮捕された
・前科をつけたくない・不起訴にしてほしい
・会社や学校に知られたくない
年齢 10代
職業 学生
罪名迷惑防止条例違反
弁護活動の結果不処分

背景

A君は、通学中に痴漢行為をしたことで現行犯逮捕されてしまいました。
その後、A君は捜査機関に取り調べられたあと、釈放されました。ただ、A君やそのご家族は、今後所属している学校に知られないか心配でした。部活もあり、外部に情報が出ると、他の人たちにも迷惑をかけることになるので、弁護士に対応をお願いしたいということでご来所されました。
<少年のプライバシー保護のため、事件詳細の記載は差し控えさせていただきます。>

弁護士対応 - 被害者との示談交渉、A君に謝罪文の作成を指示

本件は少年事件なので、成人の事件と異なり、被害者と示談したからといって必ずしも結果に影響するとはかぎらない事件です。しかしながら、示談をすること自体、事案の解決にとって良い影響を与えることができるので、示談を試みました。そのため、A君に謝罪文を作成してもらいました。
それと同時並行的に、A君の日常生活について、ご両親と連絡を取りつつ、監督をしていきました。

結果 - 要保護性が低いと判断され、不処分に。

結果としては、被害者の方と示談をすることはできなかったものの、ご両親にかなり頑張って監督していただいた甲斐もあって、要保護性が相当低い状態になっていました。その結果、裁判所にもA君およびご家族の努力が認められ、不処分となりました。

弁護士からのコメント

A君のご家族は、家族間でも、本件の事件に関して話し合うなど、強い関心を持っていました。私たちとしては、その点に着目し、家族間での事件への関心をさらに強めるために、謝罪文を書いてもらう際に、家族の意見を謝罪文に盛り込んでもらうなどの対応をしました。
ご本人にとっても、その意見を真摯にとらえ、ご家族が同じことになったらどう思うのか、ということを深く考えていったため、反省の程度がかなり深まり、結果として示談をしなくても不処分を獲得できました。少年事件においては、示談よりも、二度としないための環境づくり、および環境が既にあるのであればそれを守ることが非常に重要だと実感しました。