少年事件・わいせつ行為→警察かぎりの補導処分
[事例 86] 少年事件 少年事件
性別 | 男性 | 相談に至った 経緯 |
・家族が逮捕された ・前科をつけたくない・不起訴にしてほしい ・会社や学校に知られたくない |
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年齢 | 10代 | |||
職業 | 学生 | |||
罪名 | わいせつ行為 | |||
弁護活動の結果 | 補導処分 |
背景
A君は少女に対して、あるわいせつ行為をしてしまいました。A君自身、何で自分がそんなことをしてしまったのか、よく理解しておらず、家族も何故少年が罪を犯したのか理解していない様子でした。
<少年のプライバシー保護のため、事件詳細の記載は差し控えさせていただきます。>
弁護士対応 - 要保護性を低減させるべく、A君に日記・謝罪文の作成を指示
今回は少年事件であり、A君自身何故そんなことをしたのかという、動機の点がよく分かっていなかったようでしたので、動機を解明することによって、要保護性を極力低減させる活動をいたしました。具体的には、後述の通り、日記や謝罪文を作成してもらうことで、A君に自分を見つめてもらいました。部活動などのストレスもあって、そこから解放されたいという気持もあったようでした。
結果 - 警察かぎりでの補導処分で終了。
動機を解明した結果、もう少年を保護しなくても大丈夫であることを警察官に伝えたところ、被害者の被害感情の低さも相まって、極めて珍しいことに、少年事件にもかかわらず警察かぎりの補導処分で終わるという、非常に良い終わり方になりました。
今回は、A君自身動機の点が本人自身全くよく分かっていなかったことから、受任直後より、日記や謝罪文の作成を行ってもらい、私たちは作成した日記を確認していました。
何故そういった事件を起こしてしまったのかという、動機の点を考えていき再犯可能性を低減させるためにはどうしたらいいのか、という点についてA君の家族に一丸となって対応していただけました。