交通事故の加害者を脅してお金を請求したことで逮捕
[事例 67] 財産事件 恐喝
性別 | 男性 | 相談に至った 経緯 |
・家族が逮捕された ・前科をつけたくない・不起訴にしてほしい ・示談したい ・接見・差入れしたい |
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年齢 | 60代 | |||
職業 | 自営業 | |||
罪名 | 恐喝未遂 | |||
弁護活動の結果 | 不起訴 |
背景
交通事故の被害者だったAさんは、事故のせいで仕事ができなくなった分の損害に対する填補を、加害者がきちんと行ってくれなかったことについて、不満を感じていました。ある日、Aさんは電話で交通事故の加害者に対して脅迫的な言動をし、さらに金銭を要求してしまいました。これが警察に知られ、Aさんは逮捕、勾留されてしまいました。Aさんは早く家に帰れるようにして欲しいと希望していました。
弁護士対応 - 被害者との示談交渉
この事件は恐喝未遂事件ではありますが、早期に身柄を解放するためには、被害者に謝罪をし、恐怖を与えてしまった分、しっかり弁償することが重要でした。
早期に被害者と連絡をとり、謝罪と被害弁償の提案を行いました。被害者は交通事故について責任を感じていたこともあり、示談に応じてくれました。ただ、交通事故の件でお互い面識があり,連絡先も知っていましたので、今後はお互い連絡をとらないよう、再発を防ぐための内容を示談に盛り込みました。
結果 - 示談成立、不起訴処分に。
示談がまとまったことで不起訴となり、前科はつきませんでした。
Aさんとご家族の希望は、勾留を解いて、早く家に帰れるようにして欲しいというものでした。また前科もつけたくないとのことでした。被害者と早期に示談をすることは、早期の身柄解放と不起訴処分の獲得、このどちらにも繋がります。大事な人が逮捕された際は、弁護士の行動によって早期に解放できる場合や前科がつかない場合がありますので、すぐ弁護士にご相談いただくことをおすすめします。