振り込め詐欺で現行犯逮捕され勾留、一部否認→黙秘をアドバイス、早期釈放され不起訴処分

[事例 63] 財産事件 詐欺
性別 男性 相談に至った
経緯
・家族が逮捕された
・冤罪を証明したい
・前科をつけたくない・不起訴にしてほしい
・接見・差入れしたい
年齢 20代
職業 会社員
罪名 詐欺未遂
弁護活動の結果 不起訴

背景

本件は、Aさんが某所において見知らぬ人から仕事を持ち掛けられ、被害者とされる方の自宅まで物を受け取りに行ったところ、いわゆるオレオレ詐欺の現金受け取り役(受け子)として、臨場していた警察官に現行犯逮捕されてしまったという事件です。Aさんには接見禁止(弁護士以外の者との面会が禁止される措置)がついており、ご家族はAさんと面会をすることができませんでした。そこで、Aさんの状況を知ることができないご家族が、Aさんのことを心配し、相談に来られました。

弁護士対応 - 取調べにおける、黙秘権の行使・調書への署名拒否権の行使を指示

Aさんの話によると、受け取るように頼まれたのは現金ではなく、書類であったとのことであり、まさか自分が詐欺事件に加担させられるとは思いもしなかったということでした。もちろん、Aさんには同種の前科等もありません。他方、捜査機関での取調べでは、Aさんの言い分は信用してもらえず、厳しい態様での取調べが続いていました。そこで、身柄の早期解放と不起訴の獲得を目指し、Aさんにとって不利になりうる証拠は捜査機関に一切与えない方針を立て、黙秘権の行使、調書への署名拒否権の行使をアドバイスしました。

結果 - 不起訴処分に。

その結果、勾留満期日まで釈放は認められなかったものの、無事に不起訴となり、刑事処分を受けることなく解決しました。

弁護士からのコメント

事件発生から比較的早い時期にAさんやご家族から話を聞くことができ、幸い、Aさんに不利な調書も作成されていなかったので、弁護士からのアドバイスが奏功しました。また、Aさんと連日、接見を重ねることで、Aさんを励まし、Aさんの話や現状について具体的な内容をご家族にお伝えすることができ、相談前に比べて、Aさんだけではなく、ご家族にも安心していただけました。仮に、弁護士がついておらず、適切なアドバイスが得られていなければ、最悪の場合、起訴されて有罪判決を受ける可能性もあっただけに、早めにご相談に来ていただけたことが、良い結果へと結びつきました。