勤め先の店のレジからお金を盗んだ→事件化することなく示談成立

[事例 216] 財産事件 窃盗
性別 女性相談に至った
経緯
・示談したい
年齢 40代
職業 自営業
罪名窃盗・詐欺
弁護活動の結果事件化せず示談成立

背景

Aさんは、とある個人経営のお店で働いていました。
ある日、お店のレジで使用しているお金の出し入れ管理がされていないことに気づき、その日のお昼代程度の感覚で、売り上げの一部を抜き取ってしまいました。

Aさんは、自分では数千円程度のつもりだったのが、頻繁に繰り返すうちに、抜き取った金額や回数についてはわからなくなっていました。

ある日、Aさんはお店の店長に売上金の抜き取りについて見つかり、咎められ、その後お店を辞めさせられてしまいました。

Aさんは、自分がお金を抜き取ってしまったことについて、店長に謝罪と賠償をしたいという気持ちがある一方で、常連だったお客さんに今回の件が広まることを恐れ、相談に来られました。

弁護士対応 - 被害者の店長と示談交渉

被害者である店長は、まだ被害届を出しておらず、今回の件は警察沙汰にはなっていませんでしたので、早期に示談をすることにしました。

被害者に代理人がつき、Aさんの行為による損害と思われる資料の一覧も送られてきたので、その内容を確認したところ、Aさんの認識とは若干の差がありました。

しかし、被害者側は、提出した資料が損害額であるとの姿勢を崩さなかったため、Aさんと相談したうえで、早期解決のため、財産的損害と慰謝料をあわせて100万円を提示することとなりました。

結果 - 示談が成立

結果として、事件化することなく、無事に示談が成立しました。

弁護士からのコメント

事件について被害者が被害届を出しておらず、捜査機関に事件が発覚していない場合、早期に示談をすることで、事件化することを防ぐことができます。
また、事件後すぐに被害者に謝罪と賠償の意思を伝えることで、被害感情を和らげることにつながることもあります。

本件は、被害者主張の被害額がある程度の金額に及んでいたため、場合によっては正式裁判もありうる事案でしたが、事件後すぐにご相談いただき、早期に示談交渉を開始したことにより、事件化することを免れることができた事例だと思います。