他人にケガを負わせて逮捕、勾留された
[事例 39] 暴力事件 傷害、傷害致死
性別 | 男性 | 相談に至った 経緯 |
・家族が逮捕された ・前科をつけたくない・不起訴にしてほしい ・示談したい ・接見・差入れしたい |
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年齢 | 50代 | |||
職業 | 無職 | |||
罪名 | 暴行・傷害 | |||
弁護活動の結果 | 不起訴 |
背景
Aさんは、登下校中の被害者に暴力をふるい、ケガをさせてしまったため、警察に逮捕されました。
Aさんのご家族が相談にいらっしゃり、Aさんの身柄解放と、被害者との示談をして欲しいと、ご依頼いただきました。
弁護士対応 - 再犯防止の実現可能性を検察官にアピール、被害者との示談交渉。
Aさんには軽度の知的障害があったため、ご家族から身元引受書を取り付けるとともに、Aさんが被害者と接触して再犯が起こらないように、今後の具体的な監督体制について事前にご家族と協議しました。
また、Aさんと被害者の生活圏が多少重なっていたこともあり、Aさんがしばらくの間は一人で外出しないですむ環境づくりを直ちに行ったうえで、勾留請求前に検察官と面談を行いました。その結果、勾留請求されることなく釈放されました。また、被害者と示談交渉を行い、示談に応じていただくことができました。
結果 - 示談成立、不起訴処分に。
示談が成立したことで、結果として不起訴処分となりました。
被害者と加害者の生活圏が多少重なっていたことから、両者が接触しないですむ環境づくりが可能であることを検察官に説得的に説明することに注力しました。また、被害者もAさんの今後の再犯可能性に不安を覚えていたので、検察官への説明内容は、そのまま被害者にご安心いただくための説明ともなりました。