覚せい剤所持、使用(3回目)→求刑2年のところ1年2か月に減刑
[事例 80] 薬物事件 覚せい剤
性別 | 男性 | 相談に至った 経緯 |
・家族が逮捕された ・接見・差入れしたい |
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年齢 | 50代 | |||
職業 | その他 | |||
罪名 | 覚せい剤取締法違反 | |||
弁護活動の結果 | 減刑 |
背景
本件は、Aさんが覚せい剤を所持したうえで、若干量を使用してしまった事案でした。捜査手続上に問題は特になく、尿も任意提出しており、当初より認めていました。
なお、今回が3回目の覚せい剤事犯であり、2回目は10年以内に判決が確定していました。
覚せい剤事犯なので、逮捕されており、ご家族の方がご相談にいらっしゃいました。
弁護士対応 - 保釈請求、再犯防止を図るべく医療機関での治療を指示
まず起訴後にAさんの保釈請求をしました。身柄解放されたあとの時間を利用し、薬物関係の治療を受け、再犯可能性を低下させるために、本人の病状など、外部での治療の必要性について本人および関係者から聞き取り、保釈請求書に記載しました。
実刑の可能性が濃厚な中でも、保釈保証金200万円で保釈請求が認められることになりました。保釈されたあとで、Aさんと連絡を取り合い、ダルク等の機関を利用して、薬物に対する認識を深めてもらいました。
結果 - 求刑の6割程度に減刑。
結果として1年2か月の実刑になりましたが、再犯可能性を低減させる努力が認められて求刑の6割程度となりました。
情状弁護について力を入れるだけでも、量刑にかなりの影響が出た事案です。