実行犯と共謀して財布をスリ取ろうとした→起訴されるも早期に保釈され社会復帰、裁判でも執行猶予を獲得

[事例 54] 財産事件 窃盗
性別 男性相談に至った
経緯
・家族が逮捕された
・示談したい
・起訴された・釈放してほしい
・執行猶予にしてほしい
年齢 20代
職業 会社員
罪名窃盗
弁護活動の結果執行猶予

背景

本件はAさんが実行犯と共謀のうえで、飲食店で寝ている人を見つけて実行犯に伝え、実行犯が財布をスリ取るという、仮睡盗の事案です。しかし、実行犯の犯行は店員に目撃されており、実行犯はその場で店員に取り押さえられ、逃げようとしたところで店員にケガを負わせました。実行犯が現行犯逮捕されたことをきっかけに、Aさんもその後、逮捕されることになりました。

弁護士対応 - 被害者との示談交渉、保釈請求

受任後、まず示談交渉を早期に行いました。その結果、被害者に許してもらい、示談成立となりましたが、(1)窃盗では重い部類の仮睡盗という犯行類型であるとみなされた、(2)実行犯の犯行態様が極めて悪かった、この2点を重くとらえられ、Aさんは起訴されてしまいました。
しかし、起訴されてから数日後には、保釈金額150万円にて保釈が認められました。

結果 - 保釈による身柄解放、執行猶予付判決を獲得

保釈請求が認められ、Aさんは起訴後数日で解放されました。最終的には、執行猶予となりました。

弁護士からのコメント

示談は成立しましたが、前述のとおり、窃盗では重い部類の仮睡盗という犯行類型とみなされ、実行犯の犯行態様が極めて悪かったこともあり、起訴されてしまいました。
しかし、起訴までの間に示談を成立させていたことから、早期に保釈請求を通すことができ、速やかな社会復帰を果たしたうえで、公判(刑事裁判)に臨めました。保釈請求によって自由になったあと、Aさんと共に犯行の原因について徹底的に考え、Aさんと被告人質問の準備をしてきました。
その結果、実行犯に対しては裁判官から、かなりきつい言葉をが投げかけられていましたが、Aさんに対しては割と温和な言葉づかいであり、スムーズに被告人質問を終えることができました。